2005年01月16日

イ・ビョンホンの「バンジージャンプをする」再び

また見てしまったんですねえ。でまた、ネタバレなので、今から楽しみに見ようとされてる方はご用心ください。ガンガン話しますので。

2回見ることの楽しさは、伏線を味わえるということですね。なかなか複雑に構成された作りなので、恋人同士だったイヌとテヒの会話のあちこちに後の話とのつながりがあります。一緒にご飯を食べる時、テヒがスプーンをみて「裏と表とでさかさまに映ったり、正常だったりするのね」というのも、何気ない言葉ですが、後に少年ヒョンビンを好きになることを考えれば、何か意味深にも感じます。
2回見た理由のもうひとつは、何か一回目と違う感想を持つかなと考えたことでした。特に私には問題ありだったラストシーンについて。というのは、この映画のある紹介の言葉で「ラストは人によって、感じ方が違うでしょう」というのがあったからなのですよ。「ん、私はこれはもう二人で空へ上ったのだ。と思い込んだが、もしかして早とちり?」で、見たんですが、間違いなかったです。いや、勿論どうにでもとってかまいませんが、これは、飛んでいってしまったと私は思います。
でもってこれは、純愛による生まれ変わりとかではなく、イヌ(イ・ビョンホン)の思い込みである。ということも変わらないなあ。かわいそうなのは17歳のヒョンビンですよ。一番感受性の強い、影響を受けやすい時に恋に狂った先生に暗示にかけられてしまって自分が先生の恋人であると思い込んでしまったのだね。
少年にテヒを重ねて恋に狂った高校教師をイ・ビョンホンは実に切なく演じていると思います。そして、先生に感化されていく純な少年を演じるヨ・ヒョンスがまたいいですね。何だかこのエントリ自体すごい勘違いじゃないのと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこの映画はそんな風に見たほうが私の好みなんで、そう見たい、と思います。イヌがなんと言い訳しようと17歳の少年を愛して人生を狂わせてしまうのはどうなのかなあ。あああ。書けば書くほどこの映画が嫌いなように読めてしまいますね。どうしてこうひねくれてるのか、私の心。恋に狂うイ・ビョンホンと可愛い大きな男の子のラブストーリーであるこの映画が大好きです。でもさ、一度もヒョンビンは「思い出した」ってはいってないしな。
こういうひねくれた愛しかたをしてる奴もいるってことです。
バンジージャンプ
 
イ・ビョンホンって髪がさらさらで気持ちよさそうです。
監督キム・デスン 出演イ・ビョンホン イ・ウンジュ ヨ・ヒョンス イ・ボムス 2001年
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2005年01月15日

YMCA野球団・後半

泣いてしまった。やっぱりスポーツっていいなあ。韓国対日本というのは特に私、サッカー好きなんで、もういやというほど感じさせられるんですが、韓国の日本に対する「絶対負けんぞ」という意識の高さ。時に嫌になるほどですが、この映画ではすっかり韓国側について見てしまった(いけないこと?)くさすぎとわかってはいても日本チームのキャプテン野村ひでお(野茂秀雄からとった?)が父である日本軍将校(伊武雅刀)に「彼らはつかまるとわかってても出てきたんです。それがスポーツなんです」というところはほんとに泣いてしまった。どうしてもつらい歴史の中でスポーツというものに青春をかける若者の姿を見ると冷静には見れないのだ。こうやって書いてても涙が出てしまう。そんなに泣く映画じゃないぞーーー。おまけにソン・ガンホがあのでかい図体で歩くだけで笑ってしまうし、忙しい映画だった。もう見るたびに好きになっていくソン・ガンホ,マジな顔になるとすごくかっこよく見えてしまうのは、私の目がおかしいのかな。
ところで日本人将校役の伊武雅刀さん、とてもいいです。憎憎しくて。「風のファイター」の加藤雅也もよかったですが、かっこよくて憎憎しい役、いいですね。
爆裂野球団!

しかしこのパッケージでは勘違いして見ない人が多いんじゃないかと心配する(ただのドタバタものみたいじゃないか。ま、それもいいのだが、これはちょっと違うんじゃないか?)また違うものを期待してみる人もいるだろうし。私が購入したのは先に出した方ですが、どう考えてもあちらがいいですよ。
追記;この映画は「春香伝」のパロディがされてるみたいなんですが、あの解説のおじさんもかな?かなりうるさいです、この人。
posted by フェイユイ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

YMCA野球団・前半

前半にして傑作ですね(爆)もうソン・ガンホが炸裂してますから。時は1905年、朝鮮が日本の統監府の下に置かれていた時代。ホチャンはスポーツに対する情熱と家族への責任の間で悩んでいた。そんなある日、間違ってYMCA会館にサッカーボールを蹴り入れてしまう。そこでの出会いがホチャンを野球に夢中にさせていく。そしてついには韓国初の野球チーム「YMCA野球団」を結束するまでに至るのだ。チームは連戦連勝し、最強チームと国民から支持を集めていくが、日本最強チームの出現で事態が急展開していく…。と、ここまで見たんですが、解っちゃいるけどソン・ガンホの動きがおかしいんです。そしてラブレターが妙なことになったり、野球をする格好が珍妙だったり、おかしなエピソードが満載。後半も期待は高まります。
YMCA
昨日見た「NO.3」に比べると、その映画力はこの間の5年間でこんなに変わっていったのでしょうか。映画の要素の全ての面でまったく違うと感じます。そりゃ作った人は違うだろうけど。
監督キム・ヒョンソク 出演ソン・ガンホ キム・ヘス キム・ジュヒョク ファン・ジョンミン 伊武雅刀 鈴木一真 2002年
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2005年01月13日

NO.3(ハン・ソッキュ、チェ・ミンシク、ソン・ガンホ)

1997年制作。なんとコメディ映画なのだ。しかも韓国の社会やテレビ番組などを辛らつに風刺したものであるということで。
そしてあの「シュリ」以前にこの3人が共演したということもすごいわけで(私的には「反則王」でソン・ガンホとタッグを組んでた、ジェチョル役のパク・サンミョンがおかしくてしょうがなかったが)
しかし、何とはなしに暗い画面に見えるのは気のせいだろうか?韓国映画史というものをきっちり見ていってるわけじゃないので、勝手な思い込みかも知れないが、「今」の映画は随分垢抜けているのではないでしょうか?というならこの8年で全然変わってきている、ということなのだろうか?新しい映画の映像処理やストーリーの運び方に比べてみてしまうとこれはかなり昔の映画だなあという印象だ。
とはいえ、やはり主役の3人はそれぞれがうまくて、特にソン・ガンホのしゃべりはいくら韓国語がわからないとはいえ、絶妙でした。
NO.3
またしても見たのはこのパッケージではない。
あと微妙な日本語を話す渡辺さんという日本人やくざとのやり取りがなんともいえません。ヤクザ言葉は韓国でも使われてるようです。
監督ソン・ヌンハン
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2005年01月09日

「ハッピーエンド」

はっきり言って苦手な展開である。疲れて、出だしで眠ってしまった。よく解らん私である。が、チェ・ミンシクはやっぱりうまいので最後までみてしまった。
失業中の夫ソ・ミンギ(チェ・ミンシク)は働き手である妻チェ・ボラ(チョン・ドヨン)の変わりにハウス・キーパーをやっている。可愛い赤ちゃんの子守も。時間を見つけて古本屋で恋愛小説を座り読みをするのが楽しみというしがない男だ(なんか、この設定、よく見るような)妻チェ・ボラには秘密があり、それは大学時代の元恋人とよりを戻し不倫関係を続けているのだ。恋人のキム・イルボム(チュ・ジンモ)(あの「武士」の若き将軍です)はそんなボラから離れきれず、結婚したいと考えている・・・。
「接続」でハン・ソッキュと共演してたチョン・ドヨンの大胆なヌードとセックスシーンが韓国ではものすごい話題だったらしい。確かに色っぽい。元カレが離れきれなくなるのがうなづける存在感である。(しかし、韓国では確か不倫はすごい罪だったのでは?今は違うのかな?)
そしてチェ・ミンシク演じる頼りない中年男のとった行動の切なさ。悲しさ。解るんだけど、私には向かない話でした。
電話というのは好きな人からかかってくる時は映画でも心躍るものだが、嫌な電話はうるさいものだね。
こういう映画「冬のソナタ」の後に見たら、どー思うだろーねー。と思ってみてたら、なーんと途中でペ・ヨンジュン様のドラマ「愛の群像」がテレビ放送されてるシーンがありました。考えることは同じね。
生半可に不倫なんてできないってことだな。
ハッピー・エンド
なんだか可愛い横顔です。バリバリ食って、激しいセックスシーンという迫力ある女性をなんですが。こんな可愛いとこもあるわけです。劇中飛んでいくちょうちんを見送るシーンが心に残ります。
監督チョン・ジウ 出演チェ・ミンシク チョン・ドヨン チュ・ジンモ 1999年
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2005年01月05日

ジャングルジュース後半

後半もおもしろかったです。めちゃくちゃなチンピラ話。と思いきや後半はぐっとシリアスな感じに。二人のヘロヘロコンビは変わらないが、メグという売春婦の女の子も巻き込んでクライマックスへまっしぐら。はー、韓国では女も生半可じゃ生きられないね。かっこよかったです。メグさん。それに釜山の変な暴走女も。
めちゃくちゃなチンピラもの、と思ってたが終わってみたら意外とこれはクラシックなピカレスクロマンという感じがするなあ。新しい風というより、古典を踏んだストーリー作りだった。悪口じゃなくて私はそんなんが好きだから、とてもよかったです。つまり、「明日に向かって撃て!」とかって感じなわけ。ちょうど男2人女一人だしね。ま、どっちがポール・ニューマンだったかとかはいいんだけどさ。すげー柄のワリイキャサリン・ロスだけどー(昔話は長くなるな)チャン・ヒョクあいたさに見たのだが、すごく得した気分。しかし、テいうことはものすごい過激映像を求めている人には向かないのかも。これは、かなりなオールド映画ファンが楽しむ映画ですよ、キット。
ジャングルジュース2
posted by フェイユイ at 20:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月04日

「ジャングルジュース」前半

今年もやります、前半戦。今日は書きすぎて時間がなくなったのに無理してみたんでこの有様。
さえないチンピラ二人組みのギテ(チャン・ヒョク)とチョルス(イ・ボムス)かっこよくやりたいと想ってるがまったくさえない。が、ある日暴力団のミンチョルから呼ばれ、麻薬取引の見張り役に。が、取引は失敗し、二人はボスから麻薬を取り戻すか、金を返すかと脅される・・・。
とにかくしょうもない若者二人なのだが、可愛くてしょうがないんだからなあ。チャン・ヒョクは初めて黒髪みました。もうたまんないすね。いつもどおりの表情のつけ方なんですが、可愛くてしょうがないからなにやっても可愛いです。でも、ここではイ・ボムスがよくってね。いいんだあ。
あんまりこの系統の話見ないんであえてチョン・ウソンの(なんだか、チャン・ヒョクと同じ顔だがさ)「太陽はない」を引き合いに出すと、何が気に入らなかったんだか、褒めてないんだがアレは。「太陽はない」では主人公二人がかっこよすぎて興味が出なかったんだけど、こちらの情けなさはもうめちゃくちゃいいんですよ。まだ前半なんで、これからは、解んないですけど。モーずーっと殴られてるし、追いかけられてるし、逃げてるし、飛び降りるし、おしっこもらしちゃうし、けんか負けるし、かつ上げも身売りもテンでダメだし。しょーがねーなー。顔がいつもハレてるよ。
あ、偶然だが、イ・ボムスは「太陽はない」でイ・ジョンジェを追い掛け回す取り立てや役で有名になったらしい。エー、も1回みてみなきゃ。

ジャングルジュース
見たのはこれじゃないけどね。
監督チョ・ミノ 出演チャン・ヒョク イ・ボムス ソン・チャンミン 2001年
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2005年01月02日

「先生、キム・ボンドゥ」

ソウルの小学校で教師を務める、キム・ボンドゥ。袖の下ばかりを期待し、酒を飲んでは遅刻をするしょうもない男だ。ある日ついに悪事がばれ、いやいやながらド田舎の小学校へ赴任させられる。そこでは、お金など流通しない純朴な人ばかりが存在するだけ。生徒は5人。あまりにも自分の求めている世界との違いにキム先生、まったくやる気なし(もともとないが)そしてソウルに帰れるようさまざまな画策をするが・・・。
んー、もうオチが想像つく出だしだし、この前見た「花咲く春が来れば」みたいなー(アレは中学校だったな)でもですね、また泣けちゃうんだな、これが。もうパターンをそのままやってんのにもかかわらず見てしまうのは何故?ひとつはキム先生を演じるチャ・スンウォンの魅力でしょー。ひょろりと背が高くハンサムなのにもかかわらず力の抜けた顔。金にがっつき子供たちの成長のことなんかまったく考えてない!それにこの人なかなかいい人にはならないのだよねこれが。子供たちに同情してしまうよ、あんまりひどい先生で。が、其の分最後が効いてくるわけですね。
生徒の中でも一番心引かれる男の子がいるんですが、ん、この子は「花咲く春が来れば」でも一番印象的だったあの子じゃないか?やや状況似てるしな。この後で「花咲く・・・」やったのだな。すごい子である。確かに気になるような男の子らしい可愛さがあるんで使いたくなるのはわかりますぅ。(いや、こっちが悪いわけじゃないな、先だから)
田舎の小学校という設定はけっこうあちこちである(チャン・イーモウの「この子を探して」とかさ)人数も少なくて、人と人の心の触れ合い。先生と生徒。周りの大人たち。どれもじーんとさせられちゃうんだ。そして自分もこんな体験ができたらな、なんて考えてしまうんだ。自分自身はすごい人数多いマンモス校といわれてた頃の小学校に通ったし。それはそれで凄みはあったがな。そういう映画ってある?

追記:書き忘れ。先生の名前、キム・ボンドゥは「金封筒」をもじったものらしい。はー、なるほど。
それから大切なこと。キム先生と子供たちの話もいいが、文字が書けないおじさんとの話がいいんだよ。なぜこんないい話、書き忘れるかな。
先生、キム・ボンドゥ
監督チョン・ギュソン チャ・スンウォン ビョン・ヒボン ソン・ジル 2003年
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2004年12月26日

反則王〜THE FOUL KING〜

ソン・ガンホ、最高っす。もう笑ったなあああ。パソコン前でげらげら笑ったのははじめてかも。私、初代タイガーマスクの頃よくプロレスを見てたんでそういう意味で非常に懐かしくウルトラタイガーマスクを見てしまいました。なんだか技もその頃のタイガーマスクを髣髴とさせるものがあった様に思えるのですが、いかがでしょう?軽やかに華やかだったタイガーマスク、すばらしいプロレスラーでしたね(これ現実のタイガーマスクへの賛辞)映画ではかつての反則王ウルトラタイガーマスクに憧れるイム・デホが昼はうだつのあがらない銀行員、夜は反則技のプロレスラーとなって暴れまわる。と言う話。
ソン・ガンホはまさにはまり役!といったところで、情けない男が必死で体を鍛えていく場面など、笑い爆発です。細かく説明するともったいないのでみてください。
最後の試合のシーンは迫力あって見ごたえ充分。資料がないので違うかもしんないけどこの相手のレスラーは、「火山高」でチャン・ヒョクのライバルだった男?そしてレフリーは「風のファイター」でべダルの先生だった人では?違うかな?両方とも格闘関係だからなー。
最近、日本ではプロレス映画ブームとかいう話だったけど、もしかして「反則王」が関係してるとか?そのくらい面白かったです。(知ってた人にとっては何をいまさらの話ですねハイ)
ソン・ガンホ、大好きですばらしい役者さんとは思ってましたが、これを見てもう最高に好きになっちまいました。しかしあの宙返りはすごいね。しかもこの頃やせてるせいか、とてもハンサムに見えてしょうがない。雄たけび顔もよかったし(はーと)

なお、監督はこれも大好きだった「クワイエット・ファミリー」の監督・キム・ジウンでした。
出演ソン・ガンホ チャン・ジニョン パク・サンミョン チョン・ウンイン イ・ウォンジョン キム・スロ 2000年
posted by フェイユイ at 22:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月19日

清風明月

えー、この映画お好きな方は読まないがいいです。悪口の羅列なので。

武侠モノということだったのでつられちまいました。「武士」の再来をのぞんでしまった。
 
見たんですけどねえ、なんだかなあ。一応断っておきますと、いつもどおり英語字幕で見ておりまして、わたくし、英語はさほど理解してはおりません。ので、この映画が言葉で全てが説明されているなら、解ってないのかもしれません。が、ま、いつものせりふで申し訳ないんですが、どうしてこう残酷シーンが多いのか。面白ければさほど気にならないんだけど、退屈してるとそのシーンばかりが目について、悲しくなっていく。こういうのは誰が好きなんだろ。残酷性の中に芸術性もしくは娯楽性が見出せるようになるのだろうか?セクシュアルな残酷性はむしろ好きなんですが、戦乱のなかで首がころころなんてのは楽しんでいいのか、涙を流すべきなのか、よくわからん。
なんだか、かなりお金もかけられていて、カンヌ映画祭にも出されたとかなのだがね。やっと気づいたのだが、シルミドの時もそうだったんだが、私は韓国映画では、まじめなのはどうも苦手のよう。まじめに首を切られるのは勘弁して欲しい。大仰な音楽もつけないで。目をむいていれば、いい映画になるのだろうか。
しかも男同士の友情がくっついてるので、さらに大事にされちゃうのだ。男同士の友情だからといって全てよしというわけでもないだろに。
久しぶりのチェ・ミンスは銀髪でなかなかカッコよろしかったが、それだけにこのまじめ一点ばりで男の友情を謳いあげられてもも少しどうにかならなかったのかね。あーゆーラストにすれば、感動して泣くのか。泣かなければいかんのか。
感動とはなんだろう。悲劇を無理やり作り上げられても涙はこぼれないよ。
監督キム・ウィソク 出演チェ・ミンス チョ・ジェヒョン キム・ボギョン 2003年

「追記」
2005年 4月11日に追記

清風明月.jpg

なぜ今頃また「清風明月」か?わかられる方にはわかっていただけるはずですがwこの映画DVDで12月に見たっきりなのですが、なんかひっかかっていたんですよ。

というのはこれを見る前、私は韓国の武侠モノということと久し振りにチェ・ミンスを見るということでかなり期待しまくってたんですね。ちょうどその頃「射[周鳥]英雄伝」を楽しんでたこともあって大いに比較してやろうというのもありました(これは比較するには感覚が違いすぎましたが)
で、何かがはまらなくて、ものすごい怒りのエントリになっちまいました。反省してます。今読み返すととても感想といった感じじゃなくて、しかも何が気に食わないのか自分でも読み取れません。こんな文章書いちゃあ駄目ですね。と言ってもうまく書き直す自信はありませんが、このままでは自己嫌悪になってしまうので何とか少し書いてみます。

何がそんなに気に入らなかったのか。見直してみました。落ち着いてみてると映像はすごくきれいです。そして秀逸なのはその殺陣のすばらしさ。チェ・ミンス、チョ・ジェヒョンともめちゃくちゃかっこいいですね。その部分だけを採点するなら満点だと思います。衣装デザインもも申し分ないし、チェ・ミンスの笠がすてきです。女性剣士ション(キム・ボギョン)も女らしい中に迫力あってすてきでした。
 
褒めまくりですが、じゃ素直に感動したかというとこれが難しいw今思い出してる分にはラストの大勢を敵に回して二人で戦うシーンとか、水の中で微笑みあうシーンとか美味しい場面はあるんですが、なぜこうパっと浸りきれないんだろ。ひとつは前にも書いてるんですが、強烈な残酷シーンがどうしてもどうしても受け入れきれない。それがかなり長時間にわたって続くのでそこでものすごく拒否反応起こしてしまう。韓国映画ばかり見てたときはそれを耐え切れない私がいかんのか、と思ってたんですがしばらく離れてると他の映画にはそんなにひどく出てこないんだし、もうそういうの止めたらも少し見れるのに、と真剣に思います。はっきりいってこれが最大の嫌悪の原因です(こういう話って他のかたには理解しがたい理由なんでしょうか)次は「笑っちゃう部分」がないこと。生真面目すぎてつらい。も少し柔かい場面もあっていいんじゃないでしょうか。

では、肝心の主人公ふたりの友情については、今回見直してやっとその辺の機微がわかりました(しょうがないなあ)私にとっては1度ですぐわかるモノじゃなくて見直してやっとわかるモノだったようです。

では結論、これだけいいところがわかった、としても私はやはり大好き、ということはいえません。でも2回目見てこの有様です。もしかしてまた見直したらまた(残酷シーンにも慣れて)好きになってしまうのかもしれません。

結局上手くは書けませんでしたが、何とか見直しての感想らしきものをとりつくろってみました。これを見た当初はチョ・ジェヒョンも知らなかったし、ということもあります。
恥ずかしくて最初のエントリは消したいくらいですが、これもまたそのときの素直な感情ではあるので、当時のエントリの後にこれをくっつけておこうか、と思ってます(そこだけしか読まない方もいらっしゃるだろうから)続きを読む
posted by フェイユイ at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月16日

「風のファイター」後半

加藤.jpgネタバレ。これから見る人は読まないでください。

いやー、おもしろかったっ。私、格闘技大好きなんですが、かっこよかったですっ。チェ・べダルの戦う男の魂を見てみてくださいとしかいえません。

過酷な修行を終えて山を下りたべダルは日本国中の道場に試合を挑む。そして勝ち続ける。ぼろぼろの格好でヨウコに会いに行くが、ヨウコはべダルを暖かく迎え入れる。あの前髪の男龍馬がべダルに挑戦する。そしてべダルの韓国人の友達であるチュンべを襲う。べダルは龍馬の朝鮮を受けてたつ。刀で刺されながらもべダルは龍馬を拳で打ち殺してしまう。

人を殺した罪を自ら贖うべダル。それは彼の人生の中でも最もつらい一時期だった。そしてべダルはとうとう宿敵である加藤大尉との戦いを迎える。

最後に牛殺しもありますよ(こんなことまでいわなくてもいいか)
韓国では今夏1番の大ヒット!イ・ビョンホンの「誰にでも秘密はある」を抜く興行成績だったらしい。日本ではどうなんでしょう。大山倍達のファンや極真空手家の皆さんはみにいくのでしょうか?加藤雅也、平山あやもよかったですし、何よりヤン・ドングンかわいかったです。戦いの場面もいいですが、べダルとヨウコの愛情がなんとも清らかで好きでした。

「マッハ」の影響もかなり受けてるとみました。アレもかっこよかったからなあ。

追記;べダルも大人になってからは全てがいいことばかりではないでしょうが、映画ではヨウコと共にとても若い時代が描かれています。苦悩し、迷いながらも自分の道を歩んでいくべダル。
これは倍達のまぶしいばかりの青春映画ですね。
監督ヤン・ユンホ 出演ヤン・ドングン 平山あや 加藤雅也 チョン・テウチョン・ドゥホン パク・ソンミン チェ・ジウン 国分佐智子 2004年
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2004年12月14日

「風のファイター」前半

あの大山倍達をモデルにした漫画の映画化だそうです。
1939年、朝鮮半島がまだ日本の支配下にあった時代。朝鮮から日本に渡ったチェ・ペダルは、陰惨な差別を受け続ける。「強くなりたい」という思いで、ペダルは朝鮮にいた頃から武道(テッキョン)を教えてくれた師ボムスから手ほどきを受ける。
「空手バカ一代」も読んではいないのですが、さすがに大山倍達の名は知ってます。ひたすら強い男というイメージだけだったので、彼が朝鮮人であることも知らなかったし、日本女性ヨウコ(平山あや)との恋愛などという(どこまでフィクションなのかは置いといて)かわいらしい一面など考えもしませんでした。
ペダルが闘争心を燃やすきっかけとなったのが日本人将校(加藤雅也)の強さでした。この加藤雅也さん、漫画的とはいえ、とてもかっこよいです。しかし気になるのが彼の横に立つ前髪の長い青年。気になる存在(ものすごく漫画的キャラですな)
アメリカ兵に陵辱されそうになったところをペダルに助けてもらう芸者ヨウコが平山あや。とてもかわいいですね。しかしペダルはヨウコと知り合ったこともあって日本語がどんどんうまくなるんですが、ペダル役のヤン・ドングン、日本語の発音すごくいいです。一番聞きやすい。他の多くの日本人役の韓国役者さんはちょっと気になりますねー。ヤン・ドングンはずば抜けてうまい!でもって、ペダルとヨウコはすごく仲良しになっちゃうんですが、これがまたわかりやすくラブラブです。
しかしあることから、ペダルは「後悔しないため、独りになりたい」といって山にこもって修行します(この辺有名ですね。自分を律するため眉をそるシーンもありました)
修行は狂気を感じるほどの厳しさです。また、武芸を教えるため師ボムスから与えられた書物が「五輪の書」宮本武蔵を手本にしてることもはじめて知りました。なるほど、両方とも鬼気迫るものがありますね。ちょっと私的には怖いです。
とはいえ、このペダルは魅力ありますね。後半がとても楽しみです。
ベダル.jpg
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2004年12月12日

「花咲く春が来れば」

どうしてもネタバレしちゃうと思うのでよろしくお願いします。

人生に落胆しているトランペット奏者のヒョヌ。酒場でダンス・ミュージックを演奏する友達を軽蔑している。そんなヒョヌが田舎の中学校に臨時の先生として赴任し、廃部寸前の吹奏楽部の顧問となる。
田舎の男の子たちの乱暴だけど純粋な心。恋人を失い、打ちひしがれているヒョヌに何かとやさしくしてくれる薬局の若い女性スヨン。チェ・ミンシクが演じるヒョヌはそんな人々との交流で次第に何かを見つけ出していく。

また泣かせる演出がいっぱいあるんですよ。解っていても涙がこぼれるというか。それをチェ・ミンシクがあの顔で思い切り演じてくれちゃうんでもうどうしようもない。
田舎の男子中学生もかわいらしくていいんですよね。たくさん見所があるんですが、一番のシーンは、なんといっても炭鉱での演奏。また韓国感動の雨のシーンで少年たちが演奏するんですが、ここはもう名場面でしょう。

それと気になったのが、眼帯。なんだか、眼帯にこだわってるんで、何だろーとおもってたら、ちゃあんとおちがあったんですねえ。しかもそれがみんなとのつながりを示す重要なポイントになってるのです。

かっこ悪い役のチェ・ミンシクがすごくかっこよく見えちゃうというおいしい映画でもあります。トランペットはすごく練習して自分で演奏しているそう。かっこいいんですよ。
監督リュ・ジャンハ 出演チェ・ミンシク キム・ホジョン チャン・シニョン ユン・ヨジョン 2004年
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2004年12月08日

イ・ビョンホンの「割愛」

やっと見れました、イ・ビョンホン。といってもこれをみたら主役はイム・ウォニという今まで知らなかった役者さんの方でしょう。そして「オールドボーイ」に引き続きパク・チャヌク監督映画に登場の若い女優カン・へジョンの鬼魄。
そしてストーリーはまたなんともパク・チャヌクなんですが、これもまた今まで存分に鍛え抜かれましたので、むしろやさしいとさえ感じました(いや、ほんと)残酷な場面もスマートに処理されてて、見やすいとおもいます。(ま、この言い方が褒め言葉に受け取れない方もいらっしゃるでしょうが、断然褒め言葉です)
 
3つの話が1つになってるわけでどうしても比べてみちゃうわけですが、私の好みではフルーツ・チャンの「餃子」です。主役のバイ・リンさんがかっこよくってホラーという意味でも一番、らしい雰囲気があふれてました。
2位はこの「割愛」怖いってのとはちょっと違うのかもしれないなあ。この話が一番怖いのは映画監督であるパク・チャヌクでしょ。恐怖ってのは身近なほど怖いわけだから、「餃子」は女性には怖いけど、「割愛」はそれほど怖くないと思う。でもうまく作られていたし、イム・ウォニさんのダンスが秀逸でした。
3位というか、昨日も書いたし「盒葬」はもういいです。

しかしねえ、「三更」の1も香港のが一番面白かったよ。何か策略あり?それともホラーは得意ですか?香港。って、私が好きと言うだけのことね。

アレ、肝心のイ・ビョンホンには触れなかったなあ。いやー、かわいかったです。いつも吉田秋生の漫画そっくりとおもうんだよね。
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2004年12月05日

ほえる犬は噛まない

ポン・ジュノ監督 主演ペ・ドゥナ、イ・ソンジェ

香港版DVDで見たので、後でこのタイトルで公開されてたと知った。ペ・ドゥナの初主演映画らしいが、とても可愛いと思いましたよ。
中身がまたこれでもかの韓国味で少し前ならへこたれてましたが、もうかなり鍛えられたのでこのくらいでは参りません(笑)こんなん西洋では絶対ダメだよね。と思ってたら、本国韓国でも人気なしだったらしい。かなり韓国の「暗」の部分を見せつけてるので受けなかったらしいのだ。私はもうすでに鍛えられたうえに日本人なので、これはかなり面白かった。怖おかしいというか、この辺韓国映画の醍醐味です。

韓国で犬と来たら皆さん想像する「こと」があるでしょうが、物語はそれで運ばれていきます。出産を控えた妻を持つのに仕事がなくいらだつユンジュ(イ・ソンジュ)と毎日を怠惰に暮らしているが、ある日飼い犬を探す少女をみて立ち上がる。その後、ストーリーは日常的でありながらも恐ろしい方向へ走り出していくのだ。

怖いおかしい、おかしい怖いです。受け入れがたい箇所は確かにあるのだがそれを跳ね飛ばしてしまう面白さがあります。私が一番好きなのはヒョンナム(ペ・ドゥナ)とその親友の間柄。
ぐうたらしながらも信頼し合ってるというか、特にヒョンナムをいとおしく思っている友人チャンミがとても素敵です。

監督が「殺人の追憶」のポン・ジュノなので期待大で見たのですが、うーむ、やっぱりすごいですね。
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2004年11月30日

大統領の理髪師

大統領の理髪師。面白い映画でした。韓国史でも描きにくい部分だろうと思うのでが、激しい笑いに包まれた怖い映画でもありました。映像がまた昔の気分を出すような色合いでこういうの韓国映画、いつもうまいです。
ソン・ガンホは持ち味を存分に出し切ってて見てて楽しい限りです。何でこうとぼけたとこがうまいのか。
こういう味わいを出せる監督(初めての長編らしい!)もいるのだと、また驚かされました。

物語は1960年代初頭から1970年代末まで。ごく平凡な理髪師がある出来事がきっかけで「大統領の理髪師」になってしまうその悲喜劇を描いています。一人息子の父親でもある理髪師ソン・ハンモの息子への愛情がひしひしと伝わってくる作品でもあります。

しかしこういう話を映画にできるのも時代、なんでしょうね。
監督イム・チャンサン 出演ソン・ガンホ ムン・ソリ リュ・スンス イ・ジェウン 2004年
理髪師.jpg

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2004年11月26日

「ラブ・レター~パイランより~ 」ずーっと泣いていました

白蘭、後半です。泣きました.もうずーっと泣いてました。ネタバレなんで、よろしくお願いします。もう、白蘭が偽の夫であるカンジェの写真をじっと見つめてるだけでないてしまった。彼女の頼るもののない寂しい心を思うとかわいそうでかわいそうで。ずーっとかわいそうなんですが、唯一、売春をさせられる危機を感じて自分の口を噛み切り、病気持ちの振りをして免れたのはこの話の唯一の救いです。これで売春させられる話になるんだったら見たくないです。それで白蘭は今度洗濯やさんに仕事を求めるんですが、渋ってたおばちゃんも白蘭のあまりに誠実な姿に心を動かされてしまいます。それで殆ど物置部屋を与えられるんですが、部屋の水道の蛇口をひねると鉄さびの赤い水が、いつまでもいつまでも出てきて、とうとう白蘭はこらえきれずに泣いてしまいます(こちらも泣いてしまいました)でも白蘭はまためげずにひたすら働くんですよねー。韓国語も一所懸命勉強します。そして、偽の夫であるカンジェの微笑んだ(おかしい)小さな証明写真を机に飾って(また泣いてしまった私)自分を励ますのです(涙)そしてそして、彼女が死んでやっと会いに行くカンジェは列車の中で彼女の自分に当てた手紙を読みます。そこには「ありがとう」と。(アーもう書いてるだけで涙があふれて書けないよ)チンピラですさみきってたカンジェも彼女の写真を見て手紙を読むと心が揺り動かされてしまいます。ばかめ、今頃気づくなんて。そして彼女のお骨を抱いてまた今度は洗濯屋のおばちゃんから「白蘭の手紙だよ」といって渡されたのを読んで大泣きしてしまいます。ミンシクの涙にまた泣いちゃいます。馬鹿なカンジェはやっと足を洗う決意をするのですが・・・。
セシリアのほんとにか細い美しさが白蘭そのもののようで、またミンシクがほんとに馬鹿なチンピラにしか見えなくて、3分の2は泣いていました。最後のシーンも本当に美しい悲しい悲しい場面なんです。ここに書いた以外にも泣きのエピソードがいっぱいあって、涙で画面はみえないことでしょう。
監督ソン・ヘソン 原作浅田次郎 出演チェ・ミンシク セシリア・チャン ソン・ビョンホ
posted by フェイユイ at 23:09| Comment(3) | TrackBack(6) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月25日

「ラブ・レター~パイランより~ 」白蘭

前半、だけって、まだいいとこにいってないんで申し訳ない。こんなとこでやめる人もいないだろう。今、少しじんわりしてきたとこです。セシリア・チャンがいたいけで、男性ならかまってやらずにはおれないことでしょう。
前半の見所はなんといってもチェ・ミンシクのチンピラぶりの壮絶さ。うーん。えげつない。
原作は浅田次郎の「ラブレター」カンジェ(チェ・ミンシク)はぶらぶらしているだけのやくざ。ボスの罪をかぶり自首する羽目になるが、そこへ「あなたの奥さんが亡くなった」との知らせを受ける。それは中国からやってきたバイラン(セシリア・チャン)が、韓国で暮らすための偽装結婚での妻だったのだが・・・。
後半は、明日まで待って!
posted by フェイユイ at 23:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月23日

怖い怖い話

というのはわざとつけたタイトルだが、「4人の食卓」である。「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン主演ということで人気もあったのだろうか?もしかしてネタバレちゃうかもしれないのでご注意を!(そしてほぼ悪口なのでファンの方は読まれないがいいと)
珍しく一気に見たわけだが、夢中になったわけじゃなく、ただ時間があっただけ。最初に褒めとくと、いつもながら韓国映画は絵がきれいです。その上、韓国映画としてはかなり物静かに残虐性を抑えて(あるんですけどね)作ってありました。その辺はかなり高得点だったんですが。ただこれは、怖かったのかなあ?最初の脅かしから、「今のは怖がらせる演出だったのかな?」と思ってしまい、恐怖シーンがことごとくどこかで見た感じと思わせてしまう。皿の上のパスタのシーンでは、笑いがこみあげてしまい、1度笑うとずっと笑ってしまう。あまりにシリアスな話だと私は頭の中でパロディ映画を作ってしまう癖があるので、チャウ・シンチーなんかだとこう演出しちゃうだろうなあ、と勝手にパロディホラーを作ってしまった。(勝手にチャウ・シンチーにご登場願ってすみません)も少し緩急というか、笑いの部分もあっていいんじゃないでしょうか?ものすごく気負っていらっしゃるその意気込みの方が怖かったりして(毒)
それとホラーとはいえ、やはりお話には好み、というのがありますよねえ。なんだか、子供をひどい目に合わせることで恐怖を感じさせるなんて言うのは好みではないですね。少し前に「箪笥」を見たわけですが、比べたら、全然話の面白さがないと思われます。
とにかく、怖くなかったホラー映画、というのは、どう評価していいのでしょうか?(「餃子」見てない人は注意)フルーツ・チャンの「餃子」も同じく子供をひどい目に合わせてますが、すごくおかしくて怖い、という作品になってた、と思うんですが。
監督イ・スヨン 出演チョン・ジヒョン パク・シニャン キム・ヨジン チョン・ウク ユ・ソン 2003年
posted by フェイユイ at 23:31| Comment(0) | TrackBack(1) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月21日

放浪の画家は憧れの商売

「酔画仙」後半。 
画家の一生。という映画はよくありますね。なぜでしょう。大概が世間というものから外れている人、波乱に満ちた人生、己の欲望に強く動かされる人。だからでしょうか。そういう人にあこがれるけど自分ではとてもできないし、せめて映画で味わってみたい。(私も憧れます)この主人公チャン・スンオプも文字通りそのような人格を持って描かれています。ただ、チャン・スンオプに関しては前にも書いたようによく判ってない人で、この映画は作り手の願望であるとはいえますが。
監督イム・グォンテクの作品は「春香伝」「祝祭」とこの3つしか見てませんが、どれも映像が美しく、様式美的要素が強い作品です。それだけにあまり主人公の奥底に入っていけないような感じも持ってしまいます。ですから、その辺で好き嫌いというものがでてくる監督ではないでしょうか。
私は、けっこう他の2作品と同じくらいその世界を楽しんで見れました。ただ、なんでしょうか。ものすごく主人公が好きになるとか、それも他の2作品と同じで、めちゃくちゃはまり込んでしまうって言うんじゃないんですね。主人公って言うんじゃなしに映画自体の様式に酔ってる感じで。だからせっかくのチェ・ミンシクなんですが、彼にめろめろという風ではないです。
それと困ったのが、英語字幕に頼っていたせいでしょうが、女性がみんな同じような美人で(それも様式美のひとつ?)見分けがつきにくかったこと。ま、これは私の観察眼のなさなんで文句はいいにくいんですが。
監督イム・グォンテク 出演チェ・ミンシク アン・ソンギ ソン・イェジン 2002年
posted by フェイユイ at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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